ここでは、ローカルコンピュータ上でDjangoアプリケーション作成してWindows Azureにデプロイするために必要となる各種ソフトウェアのセットアップについて説明します。
Web Platform Installer(以下「WebPI」)がローカルコンピュータにインストールされていない場合はこちらよりダウンロードのうえインストールしてください。
アプリケーションを開発・実行するためのPythonインタプリタをローカルコンピュータにインストールします。Windows Azure上で実行されるPythonインタプリタはバージョンが2.7.3、CPUアーキテクチャがx86版となりますので、同一条件のPythonインタプリタを使用されることをお勧めします。Python公式サイトよりダウンロードのうえインストールしてください。
また上記バージョンおよびアーキテクチャのPythonインタプリタはWebPIからでもインストール可能ですが、その場合はインストール先をデフォルトのロケーション(C:\Python27)から変更できない点にご注意ください。
アプリケーション開発を行う中でDjangoなどのサードパーティライブラリを導入しますので、システムのPython環境をクリーンに保っておきたい場合は、Pythonのインストール完了後に必要に応じてvirtualenvを作成してください。
virtualenvを作成した場合はdistribute(またはsetuptools)とpipが併せて導入されますが、virtualenvを作成していない場合はdistributeとpipを別途導入してください。なおこれらはWebPIからインストールすることも可能です(WebPI上で「PyPI」の名前となっています)。
Windows Azureクラウドサービス上で実行されるDjangoのバージョンは1.4となりますので、ローカルコンピュータでもDjango1.4を導入します。コマンドプロンプト上で以下のコマンドを入力します。
> pip install django==1.4
なおこちらもWebPIからインストールすることが可能です。
PythonアプリケーションをWindows Azureクラウドサービスとしてデプロイするためには、Windows Azure SDKが必要となります。また、アプリケーションのデプロイだけでなく、デプロイしたアプリケーションの管理なども行うためのツールとしてWindows Azure PowerShellがあります。これら2つのツールをWebPIから導入します。
以上でSDKのインストールは完了です。